studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

大家さんの謎

松本の今日は未明から雪。推定30センチは積もった様子だ。
大家さんが雪かき(石川では雪すかしという)をしていたので一緒に手伝った。
その後、お茶に呼ばれ、いつも元気なおばあちゃんが91才だっていうことが判明。おまけに松本城の近くにある丸正のパンやさんはかつておばあちゃんがやっていたことが解った。

なんでもおばあちゃんの母親が(明治初期の生まれだと思うが・・)無類の映画好きで毎日映画に行っていたのでおばあちゃんがほとんどパン屋さんを切り盛りしていたことや、パンやさんのマークがバンビ映画を見て惚れた租祖母がバンビちゃん風のシカくんに麦を加えさせたことなんかを話してくれた。

91才だけど、90になるまでは普通に雪かきもしていたヨ〜。それに干し柿や煮豆なんかも今度たくさんこしらえてもっていくネ〜。という言葉。
こしらえる・・それは笑う世間は鬼ばかり辞典に載っている言葉だ。生ではひさしぶりに聞いた。

それから暮れには信州独特のならわしである「あらみたま」新御霊にご近所に行って来た。なんでもその年に家族を亡くした家を「寂しいお正月ですが、元気出してください」という気持ちを込めて訪問するのが意図のようだ。
荒御霊というのも神社にはあるらしいがそれとは意味が全く違う。
全国的な習慣と思っていたが信州以外ではやっていると聞かない。