続けること
一昨年の秋、ヴォーリス設計のヘニガー邸の近くでセントラーデサロンっていう街づくりの団体を立ち上げた。それからソバ博に落語の寄せやって人集めたり、去年のクラフトフェアでは地域の職人さんにスポットを当てて地域のギャラリーで時を刻む街・松本展を開催したりした。一番考えたのは街にイベントがあっても街全体に広く浸透しないからそれを街を歩いてもらうようにマップを作ってカフェの場所を落としたりして地域のお店にもイベントのメリットが有るようになればということと来てくれた観光客の人にももっと街を知って欲しいと考えていた。
この活動をやったことで私自身も苦しんだし又様々な人に非難されはめられたりした。
人の裏側を見たことで悔しくて何度か泣いた。
この時中心になってやっていてくれたメンバーは地域の若い商店主だったけど、今年になるとみんなそれぞれ状況も変わり、成長しそんな時間もとれなくなっていった。
続けていくことは難しい。
例えどんなことでも10年続いたらそれはひとつの道になる。
この活動を振り返ってみると得たこと失ったことがたくさんある。得たことは素晴らしい仲間で同時に失ったこともまたそれだった。
どんなことでもある一時はとてつもなく必要だったのに時が過ぎるととても退屈なことに変化してしまう。
又それから成長しまた違う繋がりへと変化していくのがNPOの宿命なのか。
2年足らずの間にあの僅かの間にまとまっていた街への情熱と期待。
それを・・
ほんのわずかな動きの中だけでもいいから残していきたいと思う。
本当は街づくりをこの場所でやっていきたいと思ったのは、私のわがままだけだったかもしれない。
言い出したのは自分だったのにいつの間にか責任から逃げていただけかもしれない。
結局それは全て自分の元に返ってきた。
そしてまた今から・・ハジメル
全て。
自分の責任で。
一昨年から一緒にやってくれた仲間達のひとかけらの情熱も無駄にしないように逃げないようにこれからも少しづつでもいいからこの街で街づくりの活動を続けていきたいと今日の日に誓う。