近所つきあい
先週、友人から木曽路音楽祭の招待券を頂いたので家族で行って来た。
その際に色々な発見があった.音楽は素晴らしい。
おまけに帰りに小さいカエデも頂いたので早速新しい家に植えようとしたがスコップが無かったので、隣のおじいちゃんに借りた。
おじいちゃんはこの広さの畑に日に毎日5回以上はやって来る。しかも我が家の軒先を必ず通っていく。耳がとっても遠くておばあちゃんにはぼけていると言われている。
お陰でちゃんとカエデも植えられたのでスコップをお隣の家に返しにいった。
近所つきあいに慣れてないのでちょっとどきどきした。だがいくらこんにちは〜とさけんでもテレビの音がするだけで何も返事が返ってこないのだ。
そこへおばあちゃんがトイレから出たらしい風に返ってきた。
おーい。私はひき続き叫んでいるのに二人とも全然気がついてくれない。
でも私のほうはしっかり聞こえた。
「毎日、やることないね〜。どっか行ったら?」
おばあちゃんの声だった。それを聞いて私はそっっと引き上げた。
数分後またおじいちゃんが畑にやってきたのでスコップは無事に返すことが出来た。
おじいちゃんがボケたふりをしているのが少し解った気がした…