薫煙材の家の上棟日。
“杼庵・アトリエ感覚の家”と名前をつけたこの家は私にとっては
特別な家です。
初めて薫煙杉を見たのは丸子町にある長昌寺の庫裏の新築工事の時でした。
座禅会に参加していて他にもここで色々とお世話になっているここの住職の息子・M君が
化学物質過敏症で、本当に注意深く資材を吟味されていき、選んだ木材でした。
私も軽度ですが化学物質過敏症なので、みんなに優しい家を創って行きたい物だと
思っていました。
そして、あれから2年が経って良い施主さんに恵まれてクリコマの薫煙杉を構造柱に使った住宅の設計をすることになり今日ようやく上棟日を迎えることが出来ました。