studio-aulaの日記

長野県松本市、塩尻市、安曇野市などで活動する一級建築士事務所です。

ナブラノニワ

三楽さんに選んで頂いた樹木工事完了しました。
こんな竪琴の形の隙間にはこの樹形!なかなか選べない。
さすがです。
家の顔が樹木二本でがらりと変りました。


ろじとろじの家 お施主さんの実家から文化住宅風の家具が届きました。
ツガ材とポリ合板という時代を感じる組み合わせの家具ですが
とても良いじゃないですか!


頭の痛い問題は


予算調整はいつも厳しい。
今週は二件の見積もり依頼が続きます。
設計期間中も常にコスト管理は念頭にあり都度確認する様にしてますが、
どうしても予算オーバーしてしまいます。

コスト削減案を考え最終的に落ち着くところに落ち着くまでが一番大変な時です。

これから原油価格の値上がりに伴い資材の値上げ、行くつく先では消費税アップと
苦しい展開が続くだろうけれど最後まできっちり設計監理する事が
設計事務所の仕事です。

箱だけを創り後はお施主さん任せという仕事は性格上なかなか出来ず、
けれど
それを得意とする事務所もあるし工務店さんにお任せした方が良い家が建つ場合
ももちろんあります。

この内容は誰の事でもなく一般論なので
誤解しないでくださいね。
悲しい思いをさせたとしたらごめんなさい。


夢を語る時間は楽しいけれど
その後の苦労は過ぎてみれば
何でもないですが
渦中にあると、うう〜と思わずうなってしまうような辛苦を感じる時間。


今日は武川の家(仮称)のお施主さんが東京より日帰りで来てくれました。
お施主さん、自分時間だからなんだかほっとする。

∇ナブラノニワ


OPENHOUSEまで一週間。
竣工近くなりました。

今日は室内で使うグリーンの打ち合わせ。
緑溢れる空間になる予定です。

時々ある事件ですけど
「職人さんがペンダントを頭突きで粉砕事件」が
今回、起こってしまいました。

頭は大丈夫でしたけど
皆様のご家庭でもどうぞお気をつけくださいね。

伊那方面

現場日誌更新しました。

「くるむ家」で解体する物置などを再調査、実施設計も完了に目処がつき今週見積もり依頼予定です。
気が付いたら出逢いから2年経過していた。
AULA二人が、計画の件でもめていると仲裁に入ってくれるしっかりした二人。
いったい何度そんな事があったんでしょうか(いつもありがとう)
感慨一塩ですけどこれからが本番です!

帰り道の「東雲色の家」
お施主さんもお出かけ中、偶然帰り道でお見かけし二期工事のお話を頂く。
(当初から計画していた車庫工事!)
お互いの趣味や性格を知っているという仲、既に住んでいるお施主さんとは
ヒヒヒと笑いあう...これが一番幸せな時間です。

さぁ 明日へ

アウラの現場日誌更新しました。
春の気配はまだまだの感のある信州ですが
春になると着工も続きます。

私たちも重い腰をあげて少し走らなきゃ。

昨日、ある方との会話の中から気がついたことですが
メーカーさんと私たちの違いについて。

メーカーさんは出来るだけ多くの受注をとりたい。
(託された資本の大きさから販売、安全、効率化のシステムを創り業績拡大を続けなければならない使命がある)

私たちの様な小さな事務所は自らの手の中で設計監理出来る範囲で仕事をしていきたい。


これは大きな違いかもしれません。私達は資本主義の国の一員で大きなお金の動く社会を良しとして生きてきた。

けれどそれを最善とした方法では何処かで歪みが生じてしまう、根本的な社会構造の問題は住宅産業の中にもある。

かわりたい
私の母の中には変わりたいが変われないもどかしさを、私の比ではない程見てとれる。それは、与えられた環境の中で必死にもがく姿。母の望む姿に変わって行けるように手伝ってあげなければ。

自由について

某携帯のCMにあった(最近母につきあいTVタイムが出現)
選べる自由って表現としては面白い!

私達は、選択の中で人生を生きています。
けれど知らず知らず選択の余地を狭くしていたり、バリエーションが多く感じられても話を聞いてみると選択の余地が狭い(設備など)と実態は窮屈に生きているのかもしれない。

最近、人の住む余地のある場所は思考や嗜好的にも広がっていて、選べる自由が生まれてきていると感じています。

ただ人が住むについては環境や自然の生態系に影響を与える事を少なくとも忘れてはいけないし、自然環境に対峙して生きていく覚悟も持たなきゃならない。それがあっての自由だ。

最近、何故か川のほとり、桜並木の中、棚田の中などそれぞれの人の中に生きる場所を選択する自由、良いと感じる感覚の自由さをお施主さんの中に見る事がある。